50代でも「かっこいい体」は手に入る
「昔は痩せていたのに、いつの間にかお腹だけぽっこり…」
「そんなに食べていないはずなのに、体重がじわじわ増えていく…」
そんな悩みを抱えている40代・50代の方、多いのではないでしょうか?
実はこれ、私自身がまさにそうでした。
20代の頃は体型なんて気にせず、会社に入った時は体重60kg。
30歳まではなんとか70kg前半でキープしていました。
でも、気がつけば42歳の健康診断で「102kg」を叩き出してしまいました。
さすがに「ヤバい」と思い、当時流行っていた糖質制限ダイエットに挑戦。
すると、3ヶ月でなんと−17kg、85kgまで一気に減量!
毎日体重が減っていくのが楽しくて、何度も体重計に乗っていたのを覚えています。
ところが――
そこから体重がピタリと止まり、数ヶ月間まったく動かなくなりました。
そのうち食生活も元に戻り、少しずつリバウンド。
そして気がつけば50歳の時、人生最大の107kgに到達していたのです。
「このままではまずい。でも、本当に50代からでも変われるのか?」
…安心してください。50代からでも、かっこいい体は作れます。
この記事では、私が−37kgのダイエットに成功し、
引き締まったかっこいい体を手に入れた方法をお伝えします。
必要なのは、正しい知識と継続する習慣だけ。無理なダイエットは必要ありません。
昔と同じ生活をしているのに太る…その理由は「基礎代謝」

50代になると基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)が落ち、同じ食事でも太りやすくなります。
【年代別の筋肉量の平均と、50代の現実】
私たちの体は、年齢とともに自然と筋肉が減っていきます。
筋肉量の減少は25~30歳から始まり、毎年1%程度減少すると言われています。
例えば、男性の平均筋肉量は以下のように変化します。
- 20代:44%
- 30代:37%
- 40代:34%
- 50代:31%
- 60代:29%
女性も同じく、年齢とともに筋肉が減少します。
- 20代:39%
- 30代:37%
- 40代:33%
- 50代:30%
- 60代:26%
たとえば、体重60kgの男性で考えてみましょう。
20代のときには筋肉量が約26.4kg(60kg × 44%)あったのに、
50代になると約18.6kg(60kg × 31%)まで落ちてしまいます。
つまり、30年間で約8kgの筋肉が失われているのです。
これは裏を返せば、筋肉が減った分だけ脂肪が増えているとも考えられます。
筋肉が減れば、当然、基礎代謝も下がります。
さらに、筋肉は熱を生み出す大切な器官なので、体温も下がりやすくなってしまいます。
こうして「太りやすく、冷えやすい体質」に変わってしまうのが、40代・50代の体の変化なのです。
だからこそ、今までと同じ生活を続けているだけでは、体型はどんどん崩れてしまいます。
50代の体を変えるための3つの柱とは?

私が−37kgの減量に成功したとき、実践したことは以下の3つです。
- 食事
- 運動(筋トレ+朝の散歩)
- 生活習慣の見直し
「これだけやれば痩せるのは当たり前じゃない?」という声が聞こえてきそうですが、
37kgも痩せようと思ったら、それなりの努力と我慢が必要です。
幸い、私の場合はこの努力と我慢を習慣化できたことで、
今ではそれが“普通の生活”になっています。
皆さんも、継続することでそれが習慣になり、
どんどん引き締まった“かっこいい体”に近づけるはずです。
その理想の自分をイメージしながら、一緒に頑張ってみませんか?
①食事編:たんぱく質中心で栄養バランスを整える
筋肉を維持しながら脂肪を落とすためには、たんぱく質の摂取が最も重要です。
■ 意識したいポイント:
- 毎食たんぱく質を取り入れる(肉・魚・卵・豆腐など)
- 玄米やさつまいも、オートミールなど、食物繊維が豊富な糖質を積極的に摂取しましょう。
筋肉をつけるには、1日あたり体重 × 1.6gのたんぱく質摂取が有効と言われています。
体重60kgの場合、
60 × 1.6g = 96gのたんぱく質が必要。
つまり、1日3食の方なら1食あたり約30gが目安になります。
(参考:鶏むね肉100gには、たんぱく質が約23g含まれています。)
また、できれば1日1食は野菜や海藻をとり、食物繊維・ビタミン・ミネラルを補いましょう。
ちなみに私は海藻は好きですが、野菜はあまり食べずにサプリを活用していました。
👉 加工食品はなるべく避ける努力をしましょう。
②運動編:筋トレ+朝の散歩
筋肉を増やすことで、代謝が上がり、痩せやすい体になります。
■ おすすめの筋トレメニュー(自宅でもOK)
- スクワット(太もも・お尻)
- 腕立て伏せ(胸・腕)
私も最初は1回もできませんでした。
なので最初は、スタートポジションからゆっくり耐えながら下ろし、上がる時は膝をついて押し上げるようにしていました。 - ダンベル or チューブを使ったトレーニング
少しコストはかかりますが、可変式のダンベルやチューブ(100円ショップでも購入可)があるとさまざまなトレーニングができておすすめです。
最初は「10回 × 1セット」からでもOK。まずは習慣化を目指しましょう。
また、朝食前の散歩(有酸素運動)を始めてからダイエットが加速し、めちゃくちゃ効果を実感しました。
起床後は体内の糖質(グリコーゲン)量が少ない状態なので、
この状態で運動を始めると、脂肪をエネルギー源として使いやすくなるのです(=脂肪燃焼効率アップ)。
朝の散歩(有酸素運動)の効果は他にもたくさんあって長くなるので、別の記事でご紹介します。
👉 私の散歩時間は、20分〜30分くらいです。(日によってルートを変えて飽きないようにしていました)
👉 私のおすすめは筋トレも散歩も週4日(火・木・土・日)です。
(毎日やると体が慣れてしまうせいか体重が停滞しやすかったです)
③生活習慣編:睡眠・ストレス・アルコールを見直す
筋トレや食事管理をしていても、生活習慣が乱れていると結果が出にくくなります。
■ チェックしたい3つの習慣:
💤睡眠:7時間を目安に
質も大切ですが、まずはしっかりと睡眠時間を確保することを目指してください。
私の体感ですが、1週間の中であれば寝溜めは有効だと感じています。
私の例ですが、平日は5~7時間の睡眠で、
土日で10時間ほど寝て“寝溜め”することでリカバリーしています。
(※ただし、2日連続で5時間以下の睡眠にはしないよう気をつけています。)
💭ストレス対策
私の場合はウォーキング・筋トレ・読書がリフレッシュに役立ちました。
🍺アルコール
できれば飲まないのが理想です。
私は以前、毎日ハイボールを2~3杯飲んでいましたが、現在は、ほとんど飲まなくなりました。
それだけでも、朝の目覚めや体の回復力が大きく改善されました。
ジムを活用すれば、体の変化はさらに加速する!

筋トレを効率的に進めたいなら、ジムの活用がおすすめです。
経済的に余裕がある方は、パーソナルトレーニングを受けながら24時間ジムに通うのが最も効果的です。
最速で結果が出るはずです。
私は自宅で筋トレを始めました。
しかし、2ヶ月経った頃に近所に24時間ジムができたので入会し、今では4年以上継続しています。
最近では、月3,000円程度で通えるジムもあります。
お財布やライフスタイルに合わせて、自分に合ったジムを選んでみてください。
①24時間ジム:スキマ時間に通いやすい
24時間ジムは、忙しい方でも通いやすく、費用も比較的安価なので続けやすいのが特徴です。
自分のタイミングで通えるため、習慣化もしやすくなります。
私は平日の火曜・木曜は朝4時にジムに行き、5時半には帰宅しています。
土日は特に時間を決めていませんが、午前中に行くことが多いです。
朝に筋トレをする理由は、その日の代謝が上がって痩せやすくなるから。
また、夕方は利用者が多く、思うようにトレーニングができないという理由もあります。
②パーソナルジム:最短ルートで結果を出したい人向け
メリット
- 個人の体力レベルに合わせたトレーニングと食事指導が受けられる
- 正しいフォームで安全にトレーニングでき、ケガのリスクが低い
- 独学の倍以上のスピードで体の変化を実感できる
デメリット
- 費用が高い:週1回でも月に数万円はかかります
- トレーナーとの相性問題:一対一なので、相性が悪いと継続が苦痛になります
選び方
多くのパーソナルジムでは体験セッション(無料が多い)を実施しています。
まずは体験してみることをおすすめします。
トレーナーとの相性を確かめたり、指導内容に共感できるか確認した上で契約すると良いでしょう。
また、他のジムも体験して比較するのもありです。
私はトレーニングを始めて約1年半後にパーソナルを受け始めました。
筋肉量が増えたのはもちろん、「知ってるつもりだったダイエット」の新たな発見が多く、結果として減量が加速しました。
正直、最初から通っていればよかったと後悔しています。
ちなみに私は、月1回パーソナルを受けて、それをジムや日常生活に取り入れるスタイルでコストを抑えつつ学んでいます。
費用を抑えたい方にはおすすめの方法です。
③オンライントレーニング:自宅派の強い味方
オンラインパーソナルトレーニングは、スマホやパソコンを使ってZoomなどのビデオ通話で指導を受けるサービスです。
リアルタイムでフォームチェックができるため、自宅にいながらジムのような個別指導が受けられます。
メリット
- 自宅でできる手軽さ:移動不要。天候や時間に左右されず続けやすい
- 周囲の目を気にせず集中できる:ジムでのトレーニングが恥ずかしい方にも最適
- 完全個別対応で効率的:年齢・体力に合わせたオーダーメイドのメニュー
- 生活習慣や食事指導も受けられる:運動以外の面もトータルサポート
- 料金が安い:通常のパーソナルトレーニングよりも低価格
デメリット
- モチベーション維持が難しいことも:画面越しだと緊張感が薄れがち
- ネット環境や機器の準備が必要:操作に慣れていない人にはハードルあり
- ある程度のスペースが必要:ヨガマット1枚分あればOKですが、狭い部屋だと難しい
- トレーナーの質にばらつきがある:信頼できるサービスを選ぶことが大切
実は私も、ジムに通うことを決めるまで、「こんな自分が通っていいのかな…」という恥ずかしさがあり、最後までオンラインにするか本気で悩んでいました。
50代はサプリメントも積極的に活用しよう

50代になると、食事から必要な栄養素を十分に摂るのが難しくなったり、消化吸収の力が落ちてきたりします。
そんなときに頼れるのが、サプリメント。日々の食事やトレーニングを効率よくサポートしてくれます。
①プロテイン:筋肉維持&代謝アップの要
たんぱく質は筋肉をつくる材料であり、基礎代謝を保つために欠かせません。
しかし年齢とともに必要量が増える一方、食事量は減りがちです。
- 不足しがちなたんぱく質を手軽に補える
- トレーニング前に飲めば筋合成をサポート
👉 私はタンパク質が少なくなりがちな朝食の補助として活用しています。
体重1kgあたり1~1.6gの摂取を目安に、1日1~2回の補給がおすすめです。
②マルチビタミン:栄養バランスの土台を整える
「野菜は意識しているけど、足りているかわからない…」そんな不安に応えてくれるのがマルチビタミン。
- ビタミン・ミネラルをまんべんなく補給
- 代謝や筋肉合成をサポートする成分も含まれている
- 忙しい日でもサプリ1粒で栄養の底上げができる
毎日継続して摂ることで、健康のベースが整います。
③整腸剤:腸から痩せ体質をつくる
「なんとなくお腹が張る」「便通が安定しない」
そんな方には整腸剤(乳酸菌・ビフィズス菌など)がおすすめ。
腸内環境が整うことで:
- 栄養吸収がスムーズになる
- 便秘・むくみの改善
- 代謝アップで痩せやすい体質へ
特に50代以降は腸の機能が低下しやすいため、腸活サプリは“痩せるための前提”づくりとご自身の健康のために非常に重要です。
サプリメントは「補助」であり「加速装置」
サプリメントは魔法の薬ではありませんが、正しい食事・運動・生活習慣に加えることで、体の変化のスピードや質が大きく変わります。
他にも、EAA、クレアチンなどいろんなサプリが出ていますが、50代が取るべきは『プロテイン』『マルチビタミン』『整腸剤』この3つのみです。
もちろん最初からEAAやクレアチンをとっても良いのですが、効果を体感出来ないと思います。
私もそうでしたが、半年〜1年程経ってある程度の重量が扱えるようになってから、取り始めた方が効果を体感できると思うので最初は必要ありません。
👉 私の体感では、マルチビタミンと整腸剤は特に効果を感じています。
お腹の調子が良くなり、風邪も引きにくくなりました。
現在は、マイプロテインの『デイリープロバイオティクス』と『アルファメン』を飲んでいます。
まとめ
- 50代でも、かっこいい体はつくれる
- ポイントは「食事・筋トレ・生活習慣」の3本柱
- ジムやサプリを活用すれば効率はさらにアップ
- まずは、できることから始めよう!
「よし、やるぞ!」と思ったその瞬間が、人生を変える第一歩です。
50代だからといって遅すぎることはありません。むしろ、この年代だからこそ“見た目も内面も整える”ダイエットが効果的に機能します。
完璧を目指す必要はありません。「できることから1つずつ」が一番の近道です。 継続する中で、体と気持ちの変化を実感できるようになります。
50代からの体づくりは、健康・見た目・自信のすべてにプラスです。
自分を後回しにせず、ぜひ今日から「未来の自分」に投資してみてください!