1. かつての私と同じ悩み、ありませんか?
『お腹まわりが気になる…』
『健康診断の数値が悪くなってきた…』
『このままじゃヤバイ、でも何をどうすればいいかわからない…』
そんな悩みを抱えていませんか?
これは私が50代に差し掛かった頃に感じていた悩みです。
その頃私は、糖質制限ダイエットのリバウンドから体重が107Kgになり、体は重く、寝ても疲れがとれず、気持ちも沈みがちでした。
また、健康診断では『メタボ』『脂肪肝』『血糖値高め』の指摘。
このままじゃヤバい、でも何をどうすればいいかわからない…。そんな時、家の近所に『24時間ジム』ができたのです。そこで、『これしかない!』と決心して見学に行きました。
決心して見学に行きました。って書きましたが、実際見学に行くまでに『おっさんが行って恥ずかしくないだろうか…』、『ジムなんてハードル高そう』と1週間も悩みました。
しかし、いざ見学にいくとジムの照明は明るく開放的で、年齢層も意外と高く、想像していた雰囲気とはかなり違って、ホッとしたのを覚えています。その安心感もあって、私はその場で入会を決めました。
私はあの日24時間ジムに出会えたおかげで−37kgのダイエットに成功し、健康と見た目、そして、人生が変わりました。
この記事では、私がダイエットを目的に24時間ジムに通い始めてから気づいた、
「もっと早くこうしておけばよかった…」
「なんであんなことで悩んでいたんだろう?」
そんな“おじさんならでは”の悩みや迷いについて、実体験をもとにお話しします。
2. 実はハードルが高くない「24時間ジム」
『ジムって若くてムキムキの人ばかりでしょ?』
『おじさんが行ったら浮くんじゃないか?』
そんな不安、よくわかります。実は、私も最初はまったく同じことを思っていました。
でも、実際に通ってみると――
中高年の利用者が思った以上に多く、ダイエットや健康維持を目的にしている“普通の人”ばかり。変に気負う必要はまったくありませんでした。
それに、今どきのジムはとても快適です。
BGMが心地よく流れていて、トレッドミル(ウォーキングマシン)やバイクにはモニターがついていて、テレビやYouTubeを見ながら運動できるんです。
Bluetooth対応のイヤホンやスマートウォッチも使えますし、スマホを接続すればNetflixだって見られます。
ジムによっては、映像を見ながら運動できるスタジオや、人工芝が敷かれたストレッチエリア、さらにはバーチャルゴルフまで楽しめるところもあります。
今やジムは、筋トレだけの場所ではありません。
年齢や体型に関係なく、誰もが楽しく運動できる、快適な“健康空間”へと進化しているのです。
正直、最初の一歩を踏み出すまでは不安が大きかったです。
でも、いざ通い始めてみると「なんだ、こんなに気楽でいいんだ」と感じることばかりでした。

周りを見ても、本気で鍛えている人ばかりではありません。
歩いているだけの人、軽くストレッチして帰る人、本を読みながらバイクをこいでいる人もたくさんいます。
自分のペースで、自分の目的に合わせて利用すればいいんです。
中高年になってからでも、身体はしっかり応えてくれます。
少しずつ、でも確実に変わっていく自分の体を感じることで、気持ちもどんどん前向きになれます。
だからこそ私は、同じように悩んでいる方に声を大にして伝えたいんです。
「年齢は関係ない。今からでも遅くない」と。
3.ジムにいく前に悩んでいたこと
Q.どんな服装でいけばいいの?
➡︎Tシャツとスウェットパンツや短パンでOK。
これって意外と悩みませんか、ジムに行くときの服装って、好みの問題なので基本的には何を着ても大丈夫です。でも、「できれば無難にしておきたい」という方には、無地のTシャツにジャージ、スウェットパンツ、または短パンがおすすめです。
見学の際に周りの人の服装をチェックしてみると、雰囲気がつかめて安心ですよ。
Q.マシンや器具の使い方は大丈夫?
➡︎入会時には、一通りの説明をしてもらえるので安心です。
さらに、最近のジムでは各マシンにQRコードが貼ってあって、スマホで読み取ると解説動画が見られるようになっているところが多いです。
ちなみに私は、事前にYouTubeで予習しておきました。
Q.一回にどれくらい運動するの?どんな順番で運動すればいいの?
➡︎もし可能であれば、60〜90分くらい時間を取ってみてください。
最初に筋トレを30〜60分ほど、そのあとに有酸素運動を20〜30分という流れにすると、体脂肪を燃やすのにとても効果的なんです。
4. 50代が−37kgのダイエットに成功したお話
私は、107kgから70kgまで、−37kgのダイエットに成功しました。
確かに時間はかかりましたが、さまざまな方法を試した結果、やり遂げることができて大きな自信にもなりました。
ただ、今振り返ってみると、
「こうしていればもっと早く結果が出せたのに」
「最初からああしておけばよかった」
と思うことがたくさんあります。
だからこそこの記事では、私の実体験をもとに、無駄な遠回りをせずにダイエットを成功させるためのヒントをお伝えします。
ぜひ最後まで読んでいただき、あなたのダイエットに役立てていただければ嬉しいです。
1.とりあえず痩せてはきたけれど…
ジムに入会したばかりの頃の私は、とにかくトレッドミル(ウォーキングマシン)でひたすら歩く毎日。
30〜40分ほど歩いたあとに、マシンを3種類くらい使って軽く筋トレ。
そのままシャワーを浴びて帰るーそんなルーティンを、2ヶ月ほど続けていました。
その結果、体重は100Kgを切り何とか二桁99Kg代に突入しました。
でも、筋肉がついた実感はなく、見た目もあまり変わらなかったんです。
2.順番が違うことに気がついた
周りの人をみていると大半が、筋トレをして最後に有酸素運動(歩く、走る)を行っていました。
なぜだろうと思い調べてみると体脂肪の燃焼には筋トレ➡︎有酸素運動の順番が効果的とありました。
理由は『筋トレで体内のグリコーゲンが消費された後、有酸素運動を行うことで、体内の脂肪がエネルギー源として利用されやすくなり、脂肪燃焼が促進されます。』だそうです。
私が行っていた、有酸素運動➡︎筋トレの順番は体脂肪燃焼効率が悪く、筋肉も付きにくい順番になっていたのです。
3.まさか、勉強することになるとは…
筋トレ → 有酸素運動の順番に切り替えてから数ヶ月。
ようやく「筋肉がついてきたかも」と感じられるようになりました。
といっても、
「腕が少し盛り上がってきた」
「胸や肩に、ほんの少しメリハリが出てきた」
そんなレベルではありますが、自分にとっては大きな変化でした。
そして、体重も80Kg前半、理想のカッコいい体に近づいていったのです。
4.落とし穴とマッチョ
筋肉がつき始めたことで、扱う重量もどんどん増えていきました。
トレーニングが楽しくて仕方がなく、より重い重量に挑戦するのが日課になっていた時期です。
しかし、ここで大きな落とし穴にハマってしまいました。
――それが「ケガ」です。
筋肉は成長してきても、関節はやっぱり“50歳のおじさん”だったのです。
ある日から、右ひじに違和感を感じるようになり、次第に何をしていても痛みを感じるようになりました。
デスクワーク中でさえ、ジンジンと鈍い痛みが残るほどでした。
心配になって病院を受診しましたが、「特に骨や靱帯に異常はない」との診断。
おそらく筋や腱を痛めているのだろう、という曖昧な結果で、
とにかく「しばらく筋トレを休むように」と言われました。
言われた通りに2週間休みましたが、痛みはなかなか引かず、
さらに1週間、もう2週間…と結局1ヶ月半ほどトレーニングをお休みすることに。
ようやく痛みが少し和らいできたタイミングで、軽い重量から再開しましたが、
特定の動きをするとやっぱりズキッとした痛みが走ります。
そんなある日、ジムで見かける“マッチョ”の男性が声をかけてくれました。
「最近見かけませんでしたが、どうかされました?」
思いがけないひと言にびっくり。顔は知っていたけど話したことのない人だったので、
私はちょっと戸惑いながら「実は、右ひじが痛くて…」と打ち明けました。
すると彼は、「それなら“エルボースリーブ”を使ってみては?」とアドバイスをくれました。
エルボースリーブとは、肘関節をサポートし、ケガの予防やパフォーマンス向上に役立つサポートギアのこと。
そして「痛みがあるときにも着けても効果的ですよ」と教えてくれました。
帰宅後すぐにネットで調べ、エルボースリーブを購入。(6000円くらい)
実際に使ってみると、肘の安定感がまったく違い、トレーニング中の不安がグッと減ったのです。40代、50代の方は最初から使うことをおすすめします。マッチョに感謝です。
5.停滞期?体重は変わらない、でも…
それから半年ほど、体重は80kg前後を行ったり来たりしていました。
というのも、筋トレ後の有酸素運動を、ジムに行く2〜3回に1回程度しかやらなくなっていたのです。理由は、疲労がなかなか抜けなくなってきたから。無理をすれば続かないと感じ、あえてペースを落としました。
それでも、確実に筋肉が増えている実感がありました。
実際、ウエストはどんどん細くなり、1年前は104cmのズボンをはいていたのに、今では85cmのズボンが余裕ではけるように。

つまり、体脂肪が減って筋肉が増えたことで、体重にはあまり変化がなかったのです。
この頃から生活リズムにも変化がありました。なんと、朝の出社前にジムに行くようになり、頻度は週4日(火曜日に脚、木曜日に胸、土曜日に背中、日曜日に肩)で、胸ならチェストプレス、背中はラットプルダウンと行った具合にマシンを中心に各部位それぞれ3〜4種目、合計10〜12セットの後に有酸素運動を20〜30分行っていました。これは今でも変わっていません。
6. 朝トレのメリットは想像以上だった
朝の時間帯にジムへ行くようになったのには、大きく2つの理由があります。
1つ目は、トレーニング中に約1リットルの水分を摂るため、夜にトレーニングをするとトイレで何度も目が覚めてしまうこと。
2つ目は、夕方〜夜はどのジムも混雑していて、マシンや器具がなかなか空かず、思い通りにトレーニングができないことです。
そこで、「空いていて集中できるはず」と考え、早朝にジムへ行くことにしたのですが、朝のジムは人が少なくてとても快適でしたし、朝のジム通いを習慣にしてみると、期待以上のメリットを感じるようになりました。
■ 1日のスタートが気持ちいい
朝にしっかり汗をかくと、頭も体もスッキリ。出社後の集中力が高まり、1日を前向きにスタートできるようになりました。
「朝イチで自分のための時間を確保する」というだけで、心にも余裕が生まれます。
■ 食事の意識が自然と変わる
「せっかく朝トレしたんだから、無駄にしたくない」という気持ちが自然と働きます。コンビニで甘い菓子パンを手に取ることも減り、食事がヘルシーになっていきました。
■ 夜の自由時間が増える
夜に「ジム行かなきゃ…」というプレッシャーがないのは大きな変化です。リラックスして過ごせるようになり、結果的に睡眠の質も向上しました。
朝トレがもたらす体の変化
朝の筋トレには、身体的にも多くのメリットがあります。
- 交感神経の活性化
朝に体を動かすことで交感神経が刺激され、活動モードにスイッチが入ります。血行が促進され、基礎代謝もUP。 - 体温上昇による代謝の向上
筋肉を動かすことで体温が上がり、それに伴ってエネルギー消費量も増加。結果として、日常生活でも痩せやすい体に近づいていきます。 - 早起きの副次効果
朝トレのために早起きすることで、活動時間自体が増えます。その分、自然と消費カロリーも増加します。
こうして、朝トレを始めてから3ヶ月でさらに−5kgの減量に成功し、体重は75kgに。
ウエストも82cmまで細くなり、ついにメタボ体型を脱出することができました。
7. 今度こそ停滞期? 〜初心者ボーナスの終わり〜
ダイエットを始めた頃は、筋トレと少し食事に気を付けるだけで体脂肪はスルスル落ち、筋肉もどんどんついていきました。
この現象は「初心者ボーナス」と呼ばれ、筋トレを始めたばかりの人に訪れる特別な成長期です。
私自身も、その恩恵をたっぷり受けていました。
しかし、スタートから1年ほど経った頃――。
体重はなかなか落ちず、鏡に映る自分の見た目も、以前ほどの劇的な変化は感じられなくなってきました。
「また停滞期か…?」と、何度も自問自答。
けれども今思えば、それは「停滞」ではなく、体が次のステージに進んだサインだったのです。
8. 最後はやっぱり食事! 〜ついに70kg達成〜
停滞を突破する鍵は、やはり食事の見直しでした。
それまでの「脂質を控える」「高たんぱくを意識する」といった基本ルールに加えて、さらに一歩踏み込んだ食事管理をスタートしました。
■ 実践した食事管理のポイント
- 摂取カロリーは1,800〜2,000kcalを厳守(アプリで管理)
- たんぱく質の摂取タイミングを管理(起床後・トレーニング前後など)
- 脂質の“質”に注目(揚げ物を控え、オリーブオイルやナッツで補う)
もちろん、これだけ厳密に管理すれば、お腹は空きます。
家でくつろいでいても、ついつい「ご飯のこと」ばかり考えてしまう。
でも、「まあ、これもダイエットあるあるだよな」と割り切って、淡々と続けることができました。
何より、ジムで筋トレを始めてからは、体だけでなく、メンタルの安定感が格段に変わったんです。
だからこそ、空腹のつらさに飲み込まれずに、ここまで来ることができました。
そしてついに、体重は70kg、ウエストは79cmに。
あらためて実感したのは──
「お腹が空かないと体は絞れない」という、ある意味とてもシンプルな事実でした。
4.まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
−37kgのダイエットを振り返ってみると、「正しい順番」と「継続できる工夫」が成功の鍵だったと実感しています。
体重が減ること以上に、心が前向きになったことや生活の質が上がったことの方が、今では何よりの収穫です。
この記事が、あなたのダイエットを最短で成功に導くヒントになれば幸いです。
年齢なんて関係ない──今からでも、変われます。
あなたにもきっとできます。